誰しもが感じること、年を取れば・・・・・・
年を取るごと時間が経つのが早く感じるということは誰しもが感じますよね。
実はこれは「ジャネーの法則」と呼ぶそうです。
ウキペディアには「ジャネーの法則」に次のように書かれています。
19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書[1]において紹介された[注 1]法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
例えば、6歳の頃と言えば、毎日が新鮮で見るもの、触るもの、やること、成すこと、すべてが初めての経験や出来事の連続です。
1つ1つの経験が、思い出や記憶となって心に刻まれる年頃です。
一方、60歳では社会というものを一通り経験して、新鮮さや驚きに出会う機会は一般的には目減りします。思い出や記憶に残る出来事が少ないばかりか、過去の類似体験と混同、上書きされがちです。もちろん、個人差は6歳の子供以上に大きいとは思いますが。
■ 今日、6歳になったばかりの男の子。
■ 今日、60歳になったばかりのおじいさん。
普段、1日を長く感じがちなのは、何気に後者のおじいさんのような気がします。
子供は新しいこと、初めて見るものに夢中になり、時間の経過を早いと感じていることもあると思います。
また、大人では意外と単調なことの繰り返しや無駄な時間もあり、時間の経過を遅いと感じているこもあると思います。
その場の時間の経過自体は、初めての経験などでは短く感じられ、単調だったり退屈な生活を送っている人の方が遅くも長くも感じることもあるのでしょうね。
このジャネーの法則は、「主観的に記憶される年月の長さ」を指したものです。
「今現在進行している時間の体感速度」ではなく、「過去を振り返った時に感じる時間の長さの印象」をいっているのです。
いくつになっても、毎日が新鮮で充実している。
1年を振り返った際に、充実感や満足感をしっかりと実感できる。
そんな生活を送っていれば、時間は年齢に関係なく、同じ価値を持っているのかもしれません。
そんな日々を過ごしていけるようになりたいものです。